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拡張的デザインプロセス論
Last Update: 2016.12.23


+ 拡張的現象論
+ ワークショップのプロセスの記述



◆拡張的現象論

●概要
都市の(京都なら1200年、あるいはそれ以上の)歴史を、無数の人々によるデザイン行為の積み重ねとして捉え、そのプロセスを記述するという試みです。
元々、経路歩行実験の研究で京都の歴史をまとめていたときに、様相の把握が都市のデザインにどうきいているのか?と考え、思いついた副産物です。現在の都市の様相も長い歴史の末に生まれており、さらにその都市において我々が、把握した様相を元にデザインを行ない、また都市は変わっていきます。このプロセスには、都市や建物だけではなく、人や組織、法律、経済、宗教、プロダクトや技術など無数のことがらが関連します。
その中で、迅速な移動を目的に発明された自動車が都市のスプロールや交通渋滞を生み、あるいはドライブや改造が趣味として成立するなど、元のデザイナーの思わぬ変化を起こすことがあります。多くの主体、長い時間、広い空間の関係するこの世界のさまざまな出来事を、本研究では「拡張的現象」と呼んでいます。
研究では、このダイナミックな過程を記述する理論モデルを構築し、またそのモデルに基づいた情報システムを開発しています。

これまでのデザイン論では、個々人や協働的なチームによるデザインプロセスが研究対象でした。しかし都市の歴史は、桓武天皇と江戸時代の庶民と京都市行政と自動車の発明家と…という、時代を越えお互い知りもしない人たちが、各々の意図をもって参画しています。デザインとは通常「よきものをつくるる」ことを指しますが、文脈を拡張すると「よさ」は人や時代による相対的なものでしかなく、デザイン概念を問い直さざるをえなくなります。




●わかりやすいマテリアル
+ 「デザイン学論考」vol.1 掲載記事(若干古いですが、出来事のネットワークモデル)
+ 2016年 土木計画研究発表会論文(ライン概念に基づく記述モデルの提案)


●発表論文一覧
+ 全文査読つき論文
  • Yusuke Kita・Kumiyo Nakakoji・Teruyuki Monnai:Depicting the History as Expanded Phenomena: An Approach to Wide, Longitudinal Design Studies,2015 IASDR Conference: Interplay Proceedings,pp.1084-1098,2015.11.

+ アブストラクト査読つき論文
  • Yusuke Kita:A Model for Understanding the Urban Transformation,EDRA45NewOrleans Conference Proceedings,2014.5.
  • 北雄介・中小路久美代・門内輝行:長期的視座に基づくデザイン概念の再解釈―CSOモデルを用いて―,Designシンポジウム2014発表梗概集,pp.41-48,2014.11.

+ 査読なし論文
  • 北雄介・門内輝行:京都の都市史をもとにした三層構成モデルの提示−都市のデザインプロセスのモデル化に関する研究(その1),日本建築学会学術講演梗概集E,pp.443-444,2012.9.
  • 山ア圭史・北雄介・門内輝行:二つの部分プロセスの類型化−都市のデザインプロセスのモデル化に関する研究(その2),日本建築学会学術講演梗概集E,pp.445-446,2012.9.
  • 北雄介・小田朋宏・山本恭裕・中小路久美代:都市の長期的変容プロセスのモデル化と記述に関する研究,日本都市計画学会関西支部研究発表会講演概要集,12,pp.77-80,2014.8.
  • 北雄介・門内輝行:デザイン概念と主体の問題に関する考察−都市のデザインプロセスのモデル化に関する研究(その3),日本建築学会学術講演梗概集E,pp.773-774,2014.9.
  • 奥川はるか・北雄介・門内輝行:コンテクスト、対象とその重層的デザインに関する考察−都市のデザインプロセスのモデル化に関する研究(その4),日本建築学会学術講演梗概集E,pp.775-776,2014.9.
  • 北雄介:通史の索引を用いた京都の都市史の大局的分析,日本建築学会近畿支部研究報告集・計画系,Vol.55,pp.565-568,2015.6.
  • 北雄介:都市の歴史上の出来事の類型化に関する考察−都市のデザインプロセスのモデル化に関する研究(その5),日本建築学会学術講演梗概集,pp.959-960,2015.9.
  • 北雄介:デザインされたものにおける拡張的現象の記述方法に関する基礎的研究,土木計画学研究・講演集, vol.52,pp.662-668,2015.11.
  • 北雄介:「オブジェクトのメッシュワーク」モデルによる都市の変容過程の記述に関する試論,土木計画学研究・講演集,vol.53,pp.3122-3130,2016.5.




◆ワークショップのプロセスの記述

●概要
デザインスクールのワークショップのプロセスを記録・記述を行なっています。



●発表論文一覧
+ アブストラクト査読つき論文
  • 北雄介・坂口智洋・佐藤那央・久富望:社会課題型ワークショップにおけるオーガナイザーの役割に関する研究,Designシンポジウム2016発表梗概集,2016.12.

+ 査読なし論文
  • 北雄介・坂口智洋・佐藤那央:ワークショップの全体プロセスの可視化と分析,日本デザイン学会研究発表大会概要集,pp.250-251,2016.8. ※デザイン学会グッドプレゼンテーション賞を受賞